1996年、1997年の2年間を友人のラテンコンガ奏者のプロジェクトに参加させて貰いました。ヴィブラフォンも叩きましたが、主に力を注いだのは専属歌手の為の作曲でした。
その時、世に出せた曲はYouTube「竹田直哉の格納庫」にて聴けますので、どうかひとつ.......
あえて脱線と言わせてもらいますが、それをしていた2年間は実に有意義でありました。良し悪し共に、すべてが素晴らしい経験であったと今では胸を張って言えます。ここでは作曲に関してだけ述べさせて貰いますが、自分にはプロの作曲家としての才能がなかった事を思い知らされたのです。良いと思える1曲を1週間も2週間もかかって作っていちゃあ駄目なんです。駄作であろうが、プロとしてのレベルに達する曲を"溢れ出んばかりに"1日に3,4曲作れる逸材でないと...............それが例えパクリ丸出しであろうが..........
そんな最中、今も口にする持論、哲学かな?が生まれました。それは「作曲は上手くなるもの」という事です。よって、やっていないと下手にもなるから不思議なんですね。僕もかれこれ15年以上曲を書いていないので、再び始めた暁には、駄作を4,5曲作ってからでないと、作曲の波にはのれないと思っています。異常な音痴でない限り、音楽を好きであれば、良い曲は作れるようになると僕は考えています。
僕にとっての”溢れ出んばかりに”とは何なのか?を考えた時に、JAZZのアドリブだと思えたのは、すごく大きな発見でした。おのずと自分が何をしていくべきか?が明確に解った瞬間でした。
NaoyaTakeda