「好きあっていても交際できないってあるんだな.......」男女交際の限界を知ってしまったのが17歳ででした。高校で留年した僕は高校一年生で既に17歳だった訳ですが、それって満更悪い事ばかりじゃあなかったのです。
女子からすると、いわゆる年上の大人の男であれたのですから、ティーンエイジャー時の一歳の違いってデカいっすよー、自分の小遣いはバイトで得ていたし、原チャリで登校していたし、ネクタイはスゲー細くてズボンは型の良いスラックスだったし........楽しかったりしたのです。そんな事が最大限に生かされ、同じクラスに彼女まで出来てしまった自分に一時酔いしれたりしちゃって......マジでその子を好きで、人生なんて楽勝だと思うところまで登りつめてしまったのです。その時、その恋がまさか半年くんだりで終わるとは夢にも思いませんでした。
小説ではないので結果を発表しますと、彼女んちは一家で某巨大宗教団体にて仏教らしきものを信仰していたのですね、交際1カ月目くらいで知ってしまったのですが。これがまた勝手にやっていてください、僕は絶対にやらんから折伏は勘弁してください、で割り切れないものでした。境界線を彼女ではなく、その両親が超えてくるものですから、当時子供であった僕にはそれらがキチガイ沙汰にしか受け取れませんでした。徐々に詰められてきた僕は身の危険を感じるとともにスパークしてしまい、彼女との交際を終えさせて貰いました。同時に男女交際の限界をも知ってしまったのです。
まぁ、そんなこんなのティーンエイジャー時代でした。
NaoyaTakeda
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