あれは2度目の高校1年生の時でした。(ダブリ)......佐藤君(仮名)というクラスメイトがおりまして、今にも後にも僕の前に、彼をしのぐダジャレ二ストは現われないと 確信しています。クラスの中では余り目立たなかったわりに、友には恵まれていたように見受けられました。よって彼に孤独を感じた事は無かったですね。今想いだしたのですが、彼がいた派閥の子たちと何故かつるんでいて、煙草を吸いたくなった僕は当たり前の如く「いる?」といって箱ごと彼らに渡したところ、全員が吸いだしたのには驚きました。何てったって真面目な派閥でしたから......そんな事はどうでも良くて、佐藤君........何が凄いかというと、全てが即興中の即興!!グループ内でトークが繰り広げられてると、そこで出てきたフレーズを引用してダジャレを言う、周囲は100%彼を無視して話をつづけるのだけれど間髪入れずにして、またやる、これを永遠に繰り返すのです。まぁ、ダジャレ自体はお世辞にも面白かったとは言えなかったものの、大したものでした。いつ頃だったか覚えていませんが、彼に言ったのですね、「君は頭がとても良いんだね」彼はキョトンとしていましたが、即興で連発する彼のダジャレには価値があると僕は思っていたので、それを述べると彼は僕の発言をダジャレで返してきました。彼の素晴らしい能力は、形をも変えているかもしれませんが社会で生かされていてほしいと、強く願わんばかりです。
竹田直哉
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